賞味期限と消費期限の違い
2020/07/01
「賞味期限」は「おいしく食べることができる期限」
「賞味期限」とは、食品の味が劣化せずに「おいしく食べることができる期限」です。
開封前や定められている方法で保存を行なっている場合において、食品の品質と味が保たれていることを保証する期限として定義されています。したがって期限を過ぎて賞味期限切れとなった場合も、すぐに食べられなくなるわけではないとされています。「賞味期限」は、「年月日」で記載されますが、長く保存が可能な場合には「年月」で記載されることもあります。
「消費期限」は「品質が劣化しないとされる期限」
「消費期限」(しょうひきげん)とは、その食品の「品質が劣化しないと保証された期限」です。腐敗などの劣化がおこらず、衛生上の心配なく食べることができる期限として定義されています。しかし、「賞味期限」同様に、開封前であることや定められた方法で保存することなどが前提となります。「消費期限」内である食品全てが劣化しないとは限らないことに注意が必要です。
「賞味期限を過ぎても食べられる?」
栄養価や味は多少落ちている可能性があります。食べても食中毒等の問題はないのですが、品質については賞味期限後は劣化しやすくなります。
品質さえ気にしなければ無限に食べても大丈夫かというと、そうでもありません。食べても大丈夫かどうかは、見た目・におい・味での判断になります。
・見た目
異常な変色をしていないか、カビが生えていないか確認しましょう。また、粘り気が出ている場合も危険です。
・におい
酸っぱいにおいや、ツンとした悪臭がする場合は危険です。
・味
見た目とにおいで異常がなければ、味で判断します。変な酸味や苦味がある場合は、やめておきましょう。
・開封後は早めに
期限は「未開封の場合」のものが多いです。開封後は期限にかかわらず、早めに食べましょう。